楽しむ科学教室

財団法人平成基礎科学財団主催

鳥取県・鳥取県教育委員会協賛

 後援

 

 

☆ポスター

☆参加者みなさんからの声

☆写真集

日時: 2007年3月17日(土)13:00開演

会場: 鳥取県立県民文化会館 第2会議室

 

 

司会進行              財団法人平成基礎科学財団理事

        東京大学・東北大学名誉教授   武田  暁

 

挨拶
        財団法人平成基礎科学財団理事長・東京大学特別栄誉教授   小柴 昌俊
                       鳥取県教育委員会教育長   中永 廣樹

 

講演会次第
 

「ことばの科学」
  〜脳はどのようにことばを生みだすか〜    
酒井 邦嘉

 

13:10−14:30                          1時間目

14:30−14:50                          休憩

14:50−16:10                          2時間目

16:10−16:40                          質疑応答

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講演者紹介

 

酒井 邦嘉(さかい くによし)

 

1964年 東京に生まれ北海道で育つ

 

専門分野

言語脳科学・脳機能イメージング

 

経歴

1992年 博士(理学)取得 物理学専攻 東京大学

1992年 東京大学医学部第一生理学教室 助手

1995年 ハーバード大学医学部 リサーチフェロー

1996年 マサチューセッツ工科大学 訪問研究員(Noam Chomsky氏の元で研究)

1997年 東京大学大学院総合文化研究科 助教授 現在に至る

 

受賞

56回毎日出版文化賞(2002年)、第19回塚原仲晃記念賞(2005年)など

 

★主著書

『科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか』(中公新書、2006

『言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか』(中公新書、2002

『心にいどむ認知脳科学−記憶と意識の統一論』(岩波書店、1997

講演概要

 人間のことばは、いろいろな単語を組み合わせて新たな文や表現を生み出すところに特徴があります。言語学者のチョムスキーは、人間が他の動物と違って文法に従った文を自在に生み出せるのは、そのしくみがもともと人間の脳に備わっているからだ、という説を唱えました。この説を確かめるため、文を理解している時の脳の活動の様子を実際に測って、言語のしくみを科学的に調べることを中心にお話しようと思います。