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中公新書
3月の新刊

 暖かくなったかと思うと寒さが戻り、予想を裏切る気候が続きますが、健やかにお過ごしのことと拝察いたします。中公新書の3月刊は、例年どおり5点の刊行です。
 中公新書でも既に、『言語の脳科学』と『科学者という仕事』でおなじみの、気鋭の脳科学者、酒井邦嘉氏と、遺伝子研究の泰斗である堀田凱樹氏が、知的好奇心旺盛な市民を迎えて行なった刺激的なサイエンス・カフェを記録したのが『遺伝子・脳・言語』です。
 子ども対象の性犯罪。その根絶を願う気持ちは共通していても、その対策についての考えは多様です。犯罪防止の可能性と引き換えに性犯罪者の人権を侵すことは許されるのか、『性犯罪者から子どもを守る』が、実例に則って、細かく議論します。
 東北についてのイメージは、ここ数十年で、著しく変化してきました。前著『東北―つくられた異境』に引き続き、大正期から第二次大戦終結までの東北イメージの変転を描くのが『続・東北―異境と原境のあいだ』です。
 春になると、舗装の多い都会でも、わずかに残された土の面から、さまざまな草花が顔を覗かせます。『雑草のはなし』は、そんな都会の小さなオアシスに虫眼鏡を手に近づきます。カラー口絵32ページ、130点でおくつろぎください。
 漢字ブーム、また詩歌俳句ブームの中でも、漢詩はなかなか近づきにくいと思われていたのではないでしょうか。しかしながら、今の日本語にも、漢詩漢文から受け継いだものが脈々と流れています。『漢詩百首』で、中国古今の作品のみならず、日本人による作品にも触れて、その豊かな世界を味わってください。
 帯色は、明るいオレンジです。

遺伝子・脳・言語
サイエンス・カフェの愉しみ
堀田凱樹/酒井邦嘉 著
一般市民と科学者が日常の言葉で一緒に考える「サイエンス・カフェ」。日頃の疑問から科学の最先端まで話題に上る刺激的な交流。

新書判/256ページ/定価819円(本体780円)
ISBN978-4-12-101887-8 C1240

性犯罪者から子どもを守る
メーガン法の可能性
松井茂記 著
子どもに対する事件が跡を絶たない。特に性犯罪の前歴がある人間による同様の犯罪を防げなかったことは、社会に大きな衝撃を与えた。アメリカではすでに、メーガン法と呼ばれる、児童に対する性犯罪者の登録・公表制度が導入されている。日本でも近年その存在が注目されるようになったが、政府は導入に消極的だ。メーガン法は子どもを守る手段となるのか。その制度と功罪、合憲性について検討する。

新書判/280ページ/定価882円(本体840円)
ISBN978-4-12-101888-5 C1232

続・東北―異境と原境のあいだ
河西英通 著
「後進性」からの脱却を目指し、国際化を目指した様々な議論や政策を検証し、東北の原風景とダイナミックな変貌を浮彫りにする。

新書判/272ページ/定価861円(本体820円)
ISBN978-4-12-101889-2 C1221

雑草のはなし
見つけ方、たのしみ方
田中修 著
都会の歩道や庭先にひっそりと生える雑草一つ一つの名前や驚くべき生き方をカラー写真とともにやさしく紹介。これであなたも雑草博士。

新書判/224ページ/定価882円(本体840円)
ISBN978-4-12-101890-8 C1245

漢詩百首
日本語を豊かに
高橋睦郎 著
日本人の精神にも深い影響を与えてきた漢詩から、中国60人、日本40人による名詩を精選して、今もいきいきと脈打つ詩の精髄を示す。

新書判/264ページ/定価819円(本体780円)
ISBN978-4-12-101891-5 C1292

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